価格:3,300円(税込)
もっとも身近な文房具のひとつであるノート。子供の頃に慣れ親しんだ学習帳や、スケッチしたり落書きしたりするような気軽なもの、実にさまざまなバリエーションが存在しますが、このノートはまるで大切なことが綴られた本のような佇まい。
ヘミングウェイは、かつてこんなことを言っています。「人は基本的に、ふたりのために書くのだと思う。まず、自分自身のために…そして、愛する人のために…」果たして、この少しだけ特別なノートは、いったい誰のために書かれるのでしょう。きっとあなた自身にとっての、そして、あなたが愛する人にとっての、大切な一生ものになると思います。
上製本仕立てのノートの表紙には、見慣れた石ころのような色合いのグレーの織生地が貼られています。万年筆でもにじみにくいオリジナル用紙の本文(ほんもん)。6mm幅の横罫は薄めに印刷されているので、書いた文字を邪魔しません。開きの良さと丈夫さを兼ね備えた糸かがり綴じで製本されています。B6サイズ、192ページ、2冊セット。
本文の断裁面に施された三方金付け・銀付け仕上げは、17世紀ヨーロッパで聖書などの大切な本を、変色や汚れ、湿気などから守るために考案されたもの。長期保存を約束してくれます。
花布(本文背側の天地に貼り付けられた小さな布)やスピン(しおりひも)も大切なアクセントに。
くらしの中で思ったことや感じたこと、見聞きしたあれこれを徒然なるままに書き留めるノートとして。「読書記録」「ガーデニング観察」「母の味レシピ」など、何かテーマを設定してもいいですね。
1冊が192ページ、2冊で384ページあるので、日記としても適しています。2冊を半年ごとに使い分けてください。もし計画的に書くのが苦手なら、気が向いたときに書きたい分量だけ書く自由日記としてもどうぞ。いつ完成するか分からない、というのも楽しいものです。
また、ページを5分割するように配置されたドットに年号と曜日を書いて、ページ上部の余白に日付を振れば、1日5行の5年連用日記のできあがり。2年目以降は、去年の自分を振り返ることができます。
5年連用日記のページ割は、たとえばこんな風に。ポイントは、最初にページ割を決めて日付を振ってしまうこと。いつか必ず訪れるうるう年のために、2月を29日分用意しておきます。毎月のはじまりに設けた扉ページには、思い切ってイラストを描くのはいかがでしょう。もちろん、自分だけのページ割(誕生日は2ページとか)を計画していただいてもOK。
チャコールグレーに印刷された6mm幅の罫線は、ドットの連続。書くときにはガイドとなりますが、書いたあと読むときにはほとんど意識せずに済み、書いた文字がしっかりと浮かび上がります。少し大きめのドットは、ページを5分割するように配置されていて、5年連用日記を書くときや、左端に適度な余白を空けたいときなどに便利です。
製本方法は「糸かがり綴じ」の上製本仕上げ。開きの良さと丈夫さを兼ね備えています。
本文は、書き心地がよくて、裏抜けしにくくにじみにくいオリジナル用紙を使用。万年筆や水性ペンにも適しています。
人それぞれの喜びや思い入れ、ときにはひと匙の悲しみ……ビスケットでも食べながら、何かを書き留める時間。それは、さながら代替えのきかない唯一無二の宝物(TREASURE)です。
見慣れた石ころのような色合いの、程よくまだらなグレー杢の織生地。ロゴを濃茶色の箔押しで施しています。
ノートの表紙と同じ生地でくるまれた頑丈なケースに入れておけば、なお安心です。
ケースに入れて本棚にしまっておく、というのもいいですね。まるで、大切なことが綴られた本のような佇まい。