価格:1,100円(税込)
海外では一般的に「ローラーボール」と呼ばれる水性ボールペンは、万年筆と同様に「水性」インクを使用しているので、わずかな筆圧で気持ちよく書くことができます。なぜなら、水性インクは「油性」のような粘度がない、水っぽいインクだからです。一般的にボールペンと言えば油性やゲルインクが多いのですが、この水性インクの書き心地は、くせになるほどの滑らかな書き味です。ご存じない方には、ぜひ味わってみていただきたいと思います。
OHTO(オート)は1949年に鉛筆型ボールペンを初めて世に送り出し、それまで高価でインク漏れが多かったボールペンを、廉価で実用的なものとして普及させた歴史ある日本のメーカーです。そして1964年には世界で初めて水性ボールペンを開発。この技術力を現代に継承するのがリバティです。タッチアンドフローの実店舗では、最も販売数が多く人気ナンバー1のボールペンなのです。
金属ボディには適度な重さがあり、この自重が自然に紙を押さえてくれるようでもあり、ゆっくりと心地よいリズムで書くことをアシストしてくれます。加えて、この「重さ」が価格以上の高級感を感じさせることも、このボールペンの魅力の一つだと思います。
リバティに搭載されるC-305という替え芯は、先端のチップにセラミックボールを使用しているので実になめらかです。セラミックボールは素材の特性上、ボールの表面にミクロ単位のクレーター(凹み)があり、このクレーターにインクが少しずつ溜まり、回転しながら書くことができるという仕組みになっています。これがなめらかな書き味の秘密です。加えてこのペン先は、ノンドライタイプなので、キャップを閉め忘れても乾かない独自設計になっています。日本の技術は、やはりすごいですね。