価格:2,750円(税込)
筆記具の歴史を遡ると、紀元前2400年頃の葦の先端を割ったもの(中国では毛筆が誕生)にはじまり、7世紀以降は羽ペンの時代が長く続きます。万年筆の原型が発明されたのは、ようやく19世紀初頭になってから。その間、筆記具の傍らにはずっとインクが存在していたはずです。最古のインクは紀元前3000年頃、中国で使われていた墨(油煙と膠の混合物)と言われています。筆記具の進化と併せて、インクもさまざまに変化してきたのですね。
書くことを楽しむための万年筆インクは、もしかすると現代社会においてちょっと贅沢なアイテムかもしれません。T&Fオリジナルの万年筆インクは、風景の色、景色(LANDSCAPE)という名前です。記憶のどこかに現れては消える、刹那の場面。冴えわたるフレッシュな色彩と、時が織り重なり深みを湛えた色彩とが明滅する心象風景。気まぐれな像がやがて形を結び、さまざまな色彩を帯びる……手帳やノート、レターや日記にさりげなく個性を演出します。5色、40ml、オーストリア製。
上からのぞくと、まるでショートケーキのようなフォルムのインク壜。
週間ダイアリー〔トゥデイ〕でのスケジュール管理をブルーインクで。ユニークな三角形のフォルムは、机の上でも存在感があります。
ブラック
ブルーブラック
ブルー
ワイン
オリーブグリーン
記憶の奥の方に残っている風景をモチーフにした、豊かな色彩の5色です。
たとえば、春の気分をオリーブグリーンのインクに託してみる……いつもの手紙も新鮮に感じます。
板紙に箔押しを施したパッケージ。万年筆と一緒に贈るギフトとしてもおすすめです。