ここ2年近くは、思うように旅ができなくなっており、改めて旅への妄想が膨らむことが増えていませんか?
当店スタッフ同士の会話でも、「またソウルの紅葉が見たい~」「白川郷を散歩したいよね」などなど、旅への切望が溢れ出ているなって、ずっと感じていました。そうして、そんな店頭での会話の中から、この企画がむくむくと膨らんでいったのです。
「旅には行けなくても、お客様と旅の話とかできたら、すごく楽しそうだよね~」
「みんなが行った場所や行きたい場所、名所、名物など、旅をテーマにストーリーを考えて、それを連想できるような商品を集めて、お客様と旅への想いが共有できないかしら?」
そうしてこのアイデアの芽が結びついたのは、タッチアンドフローオリジナルの〔TOKYOミニ財布〕。
『いつか行きたい旅先』や『思い出の地』など、スタッフがそれぞれに定めた旅先を連想する革や資材を1つずつ選んで、たくさんの1点もののお財布を作ることになりました。
この企画のタイトルは「夢紀行」。
夢に描いた憧れの地。
夢のような楽しい旅の思い出…。
「旅に行けなくても、旅のワクワク感が感じられるようなお財布を作ろう」
「気軽に旅ができるようなafterコロナの際には、『旅のお供に』連れて行きたくなるようなお財布を作ろう」
そんな気持ちで、1点ずつたっぷりと想いを詰め込んで準備していきました。
そうして半年前、コロナ禍の真っ最中に発注した商品が、いまようやく届いたのです。
クリスマスに間に合ってよかった~。
このように、それぞれのお財布に固有の『夢紀行』のテーマが付いています。
写真は湘南店に並ぶ商品の一例。色は各店によって異なります。
そもそも〔TOKYOミニ財布〕とは、
台東区の革職人さんの工房に眠っている、サンプル制作後の余り革を何かに活用できないか?
そんな「もったいない」という声から始まったオリジナル商品です。サンプル革は、いずれも数々の有名ブランドの試作に使用したものなので上質な革ばかり。しかし、どれも少しずつしか残っていないので、同じ製品を複数つくることができないわけです。何かの製品にしようとすると、全部が違う革で、色もバラバラ。商品番号も付けられないし、当然カタログも作れない…。
そういうわけで、この余り革は、商品化が難しくて、今までは捨ててしまうことが多かったそうです。
その話を聞いたときに、思わず叫んでいました。
「いや、ちょっと待ってください!そんなバラバラの商品ができたら…。それは、タッチアンドフローにとっては残り物ではなく、貴重な1点モノです。だから大歓迎ですよ!」
このような経緯から、もうかれこれ4~5年、実店舗限定で販売してきたのが〔TOKYOミニ財布〕です。
それぞれの革も色も違うので、写真撮影やページ作りは難しくて、オンラインショップでのご紹介は無理なので、実店舗限定で販売しています。
そして、余り革なので、職人さんは安い原価で作ってくださいます。だから私たちも、ちょっとお得に感じていただける価格で販売することができています。その代わり、職人さんが暇な時にしか作っていただけません。それを半年分、ちびちび貯めてきたことで、ようやく実現する企画が今回の『夢紀行』なのです。
ボタンを開けると中の仕様はこのような感じ。カードポケットが3つ付いています。お札も3つ折りになります。
B6サイズの〔デイリースケッチ〕と比べると、大きさはこのような感じです。ポケットに収まるサイズ。リモートワークが浸透して、パソコンを持ち歩く機会も増えているので、なるべく持ち物をコンパクトにしたいという方が多いのではないでしょうか。
私たちが想いを込めて企画して、東京の一流の職人さんが手作りする1点モノのミニ財布。
追加生産はできませんので、各店ともに無くなり次第終了です。
12月1日、湘南店、銀座店、日本橋店にて発売開始。どうぞお早めに、お越しくださいませ。