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〔Art Touch〕Edition Art Preview -Yuko Kurihara-

「Art Touch(アートタッチ)」とは、「創作の楽しみを思い出す場」を掲げるタッチアンドフローが手がけるアートプロジェクトです。このたび、エディションアート「Creative Works Print(クリエイティブワークスプリント)」シリーズが誕生しました。シリーズ第一弾は、画家・栗原由子氏の作品です。
このエディション・アートは、「お気に入りのインテリアや生活雑貨のようにアートを楽しむ」という提案のもと、画家、デザイナー、印刷職人のコラボレーションで生みだされたシリーズです。量産品でありながら、工芸品と呼べるほどの美しいアート作品に仕上がっています。
民芸が「民衆の生活に必要な工芸品」であるように、私たちの「Art Touch」は「暮らしに溶け込むアート」を目指しています。さらに、アートに直接「Touch=触れて」楽しむこともこのシリーズの大切な要素です。フレームのアクリル板を外し、その質感や細部を直接感じながら飾ることをおすすめしています。ここに、アートと暮らしをつなぐ新たな提案が始まります。

本シリーズの正式な発表は2025年2月6日(木)を予定していますが、日本橋店限定にて一足早くご紹介させていただきます。また、額装したアート作品のほかに、アートのように美しいカードや封筒も合わせてご紹介します。

● Creative Works Print とは
このエディション・アートでは、画家・栗原由子氏が描く原画の美しさを細部まで忠実に再現するために、選び抜かれた日本の紙と、熟練の職人による製版技術、そして最先端の高精細プリントを融合してつくられています。 さらに、栗原氏が愛する果物や生物の溢れる瑞々しさを、箔や透明樹脂による盛り上げ加飾で表現し、原画とは異なる新たな魅力を創造しています。この一連の製法を、わたしたちは「Creative Works Print(クリエイティブワークスプリント)」と名付けました。
量産品でありながら工芸品と呼べるほどに美しいエディション・アートは、原画と技術が織りなすコラボレーションから誕生しました。

・Creative Works Printにおける加工例
原画の迫力をさらに高める、金箔加工。


銀箔が大胆に入っていながら、シックな味わいに。


透明の加工によって立体感や質感が加わります。

● Art Touch とは
「創作の楽しみを思い出す場」を掲げるタッチアンドフローが手がけるアートプロジェクト。
アートと聞くと、多くの人がまず美術館での絵画鑑賞を思い浮かべるかもしれません。それは非日常の体験が得られる素晴らしい機会ですが、特別な場面に限られるものです。また、アートを蒐集や資産とする方法もありますが、これは限られた人々だけの楽しみ方といえるでしょう。私たちは、美術館や資産としてのアートではなく、もっと身近で、日常の中で気軽に楽しめる、「Touch=触れる」アートを目指して、このプロジェクトを立ち上げました。そのきっかけは、2020年のコロナ禍でした。
人と人との交流が途絶えるなか、さまざまなアーティストの協力を得て「アートの力で日常を取り戻す」をテーマにポストカード制作をスタート。アートを活かしたコミュニケーションと飾る楽しさを提案し、暮らしに彩りを与えるアートの力を再認識しました。
そして2025年、さらなる挑戦として「Creative Works Print」シリーズを発表します。

展示販売期間
日本橋髙島屋S.C.店:2025/1/8(水)~2/4(火)
※最終日は午後5時閉会です。

栗原 由子(Yuko Kurihara) | 画家
1976年生まれ
小学生時代をシンガポール、中学時代を千葉、高校時代をアメリカなど国内外各地で過ごす。
2001年、筑波大学大学院修士課程芸術研究科日本画専攻終了。
グラフィックデザイナーとして15年勤務後、絵画制作の道へ。
数々の展覧会に積極的に参加。おもに日本画の手法を重んじつつ、緻密で独特な世界観の作品を描き続けている。
老舗菓子店のパッケージデザイン、三越百貨店のお歳暮・お中元キービジュアル制作、ハイアットセントリック金沢のダイニング・エレベーターホール用の作品提供なども。
Website:https://yuko-kurihara.com/
instagram: @kuri_nihonga