タッチアンドフローがスタートしてから4年と少し、ようやくオリジナルのインクを作ることができました。
オリジナルカラーに調合した5種類のインクは、シリーズ名に「LANDSCAPE」と名付けたとおり、記憶に残る景色の色、心の風景を思い起こしながら、書くことを楽しんでいただきたいという思いで作りました。
●ブラック「ドイツの黒い森 」
●ブルーブラック 「ドナウの青い夜」
●ブルー「エーゲ海の午後」
●ワイン「ブルゴーニュの余韻」
●オリーブグリーン「トスカーナの丘」
内容量:40ml
価格:¥2,500+税
プレスリリースはこちら(2019年2月28日)
ーcolor storyー
●ブラック「ドイツの黒い森 」
ドイツ南西部、シュヴァルツヴァルト地方は、密集して生えるトウヒの木が今なお森を黒く見せている。その深い森の連続性の中に、ときおり現れる街はいずれも魅力的な異文化を放つ。夏でも暗いこの森は、きっとすべての軌跡を描き出す最初の黒に違いない。
●ブルーブラック 「ドナウの青い夜」
ウインナ・ワルツの「美しく青きドナウ」の名のままに、ドナウ川の流れは青い。やがて夜のとばりが下りてくると、黒々とした山並みや眠る古城を従えながら、闇はドナウの水と混じりあう分だけほのかに青を含む。幻かと思いきや、それはやはり黒ではない。
●ブルー「エーゲ海の午後」
丘の上から見下ろす、まぶしいほどに透明なエーゲ海。やがて午後の日差しが傾きかけて、夕方の風が吹き始めると、海の色は透明な青から藍へと深みを増す。それはとても深い。そしてそれはどこまでも濁りのない、すべての生き物たちを包み込む母なる青。
●ワイン「ブルゴーニュの余韻」
ワインの王と呼ばれるブルゴーニュの赤ワインは、熟成を経るにしたがい濃く深みを増す。繊細な味わいが長く続き、果実やバラなどを思わせるアロマを含む。熟成することでより気品が増し、光にかざすその雫は甘くふくよかに広がるいつか見た赤。
●オリーブグリーン「トスカーナの丘」
ルネッサンス絵画にみられる美しい丘陵に、数百年に渡って受け継がれてきたオリーブ畑がどこまでも広がる風景。まるで夢をみているように、時代も日付もわからなくなる。濃い部分は濃く、薄い部分は薄く、これもやはり自然がつむぐ緑。
まるでショートケーキのようなユニークなガラス瓶です。