近藤百恵さんは、日常のひとときで出会った植物や、感じたキモチ、その時その瞬間の出会いを、水彩絵の具で表現するアーティストです。ふんわりと包み込まれるような柔らかな作品は、見る人のこころを優しく温めてくれます。
近藤さんは、自らのブランドに『totoganashi(トゥトゥガナシ)』という名前をつけています。その背景を伺ったところ、奄美の方言で、【ありがとう】という意味があるようです。
どういうわけか、絵がまったく描けなくなってしまった時期があり、その時に「立ち止まって自分の心と向かい合いながら、少しずつ自分の軸をつかんでいくことで、今のような作品にたどり着いた」とのことです。その時の経験から「生きていることに、ありがとう 絵が描けることに、ありがとう そして 作品をみてくれて、ありがとう」、そういった気持ちを込めて、『totoganashi』というブランド名に決めたそうです。
そんな「ありがとう」の気持ちを込めて描かれるイラストは、当店で人気のブランド『六月八日』にも使用されています。『六月八日』は、”森を想う暮らし”をコンセプトに、大分の林業を営む人々が手がけるブランドです。中でも代表商品は「森の香りのアイピロー」。森の間伐材を原料に織り上げられた布に、近藤さんの水彩画が優しく寄り添い私たちを癒してくれます。『totoganashi』と”森”との出会いの瞬間が描かれたアイピローからは、植物の生き生きとした姿と森そのものを感じることができます。
本展では貴重な原画の展示に加え、『六月八日』の全ラインアップと、『totoganashi』のハンカチやブローチ、紙製品を一堂に揃えました。近藤さんが見つめる「六月八日の森」の世界をぜひ皆さまに感じていただきたいと思います。
●『六月八日』森の香りのアイピローセット:あかくそめる 3,850円(税込)
“たくさんの小さな赤い実が、落ちてつぶれて、道を染めあげておりました”
●『totoganashi』テキスタイルブローチ ふくら 各種1,760円(税込)
●『totoganashi』ポストカードポストカード各種220円(税込)
【作家のことば】
いきること、つくること、ありがとうをうたいながら。
そんな風に、日々の中で出会う、たくさんのひかりの粒をカタチにしています。
そして、『六月八日』の方々と、お互いの暮らす世界の様々なひかりのカタチが重なり合って、一緒にものづくりをさせて頂いております。
そのとき、そのとき、に生まれる命のみずみずしさを、
『六月八日』と『totoganashi』の品々とともに、皆さまにお届けできますように。
展示販売期間
日本橋髙島屋S.C.店:2021/3/3(水)~2021/3/30(火)
※最終日は午後5時閉場です。
近藤百恵 |水彩イラスト作家
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業
テキスタイルと紙製品のブランドtotoganashiを主宰。
水彩画によるオリジナルイラストの制作からはじまり、現在では水彩画をもとにしたテキスタイル作品・ペーパー作品、陶土や植物を使った作品の制作もおこなう。
URL : https://www.totoganashi.com/works//
『六月八日』
九州大分で林業を営む久恒山林株式会社から生まれた、森と人とのライフスタイル提案ブランド。
生態系豊かな声明にあふれる森つくりを支えるために、森の恵みを感じるもの・天然自然・大分の農林産物にこだわり、”森を想う暮らし”を実感できるモノづくりをしている。
URL : http://rokugatsuyohkanomori.jp///